栄養満点で美味しい!プロが教える簡単に作れる鮭の鍋レシピ5選
寒い季節にぴったりな「鮭の鍋」は栄養価が高く、その旨味を余すところなく楽しめます。
今回は、手軽に作れて家族みんなが喜ぶ鮭の鍋レシピを、北海道食材に詳しい「元八商店」が詳しい解説付きで5つお届けします。
さらに、鮭を美味しく鍋で調理するためのコツや、鍋の〆アレンジまで鮭を鍋で美味しく調理するコツまで紹介しているので、レシピの参考にしてみてくださいね。
鮭を鍋で美味しく調理するコツ
鮭を鍋で調理すると旨味がスープに溶け出し、具材との相性が抜群になります。
そんな鍋を美味しく仕上げるためには、下処理や具材選び、スープの味付けに少し工夫が必要です。
ここでは、鮭の味を鍋料理で最大限に引き立てるコツをお伝えします。
鮭の鍋は味がそのまま染み出るので下処理が大切
鍋は鮭の旨味が直接スープに染み出すため、鮮度や下処理がとくに重要です。
鮭を使う前には、塩を振って10分ほど置き、余分な水分や臭みをしっかり拭き取りましょう。
こうすることで、鮭特有の臭みが消え、鍋全体の味が引き締まります。
また、下処理をすることで鮭の風味が際立ち、鍋の具材やスープとの相性もぐっと良くなるため、手間を惜しまず丁寧に下処理をおこなってください。
具材選びのポイント
鮭鍋の具材選びは、鮭の旨味を引き出すためにシンプルなものが最適です。例えば、白菜やキャベツ、大根などの定番野菜は鮭の出汁とよく合い、鍋を彩るだけでなく、栄養バランスも整います。また、豆腐やきのこ類を加えることで食感や風味に変化を持たせることができます。旬の野菜を取り入れると、季節感が出てさらに美味しく仕上がります。食材をバランスよく選び、鮭との相性を楽しむことがポイントです。
出汁やスープの選び方
鮭鍋のスープは味のベースが決め手になるため、スープに合わせて具材を選び、鮭の旨味を引き立てることが美味しさのポイントです。
以下の表を参考に、好みのスープや具材で鮭の鍋を楽しんでください。
スープのベース | 特徴 | こんな具材に合う | 鮭の旨味を引き立てるポイント |
---|---|---|---|
味噌 | コクがあり、まろやかな味わい | キャベツ、玉ねぎ、豆腐、きのこ | 味噌のコクが鮭の脂と相性抜群。バターを少し加えるとさらに濃厚に仕上がる |
塩 | さっぱりとして軽い味わい | 長ねぎ、白菜、豆腐、しめじ | 塩味が鮭の旨味を引き立て、さっぱりとした仕上がりに。野菜やきのこの旨味を活かすのもポイント |
和風出汁 | 鰹節や昆布の風味が豊か | ほうれん草、大根、人参、油揚げ | 出汁が鮭の甘味を引き出し、シンプルで上品な味に。日本酒やみりんを少量加えて旨味をアップさせる |
キムチ | ピリ辛で食欲をそそる味わい | 豚バラ肉、ニラ、豆腐、しめじ | 鮭と豚肉の相性が良く、キムチの酸味と辛味が鮭の脂をさっぱりさせる |
しょうゆ | 風味豊かで甘じょっぱい味 | 白菜、長ねぎ、豆腐、春菊 | 醤油の香ばしさが鮭の旨味を引き立てる。甘みのある根菜やきのことの相性も抜群 |
おすすめの鮭鍋レシピ5選
鮭鍋は、さまざまな味わいを楽しめるアレンジが豊富です。今回は、簡単に作れて美味しいおすすめの鮭鍋レシピを5つ紹介します。どれも家庭で手軽に作れるレシピなので、ぜひ試してみてください。
石狩鍋
調理時間:約30分
石狩鍋は、味噌ベースのスープに鮭やたっぷりの野菜を加えた、体がぽかぽか温まる鍋料理です。
鮭の旨味がスープにしっかり溶け込み、深いコクを楽しめるほか具材が豊富でボリューム満点で、寒い日にぴったりです。
<材料(2人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)鮭 (生) | 2切れ |
白菜 (300g) | 1/8個 |
春菊 | 100g |
しいたけ | 2個 |
木綿豆腐 | 150g |
水 | 800ml |
みそ | 50g |
料理酒 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
顆粒和風だし | 大さじ1 |
有塩バター | 20g |
黒こしょう | 適量 |
<作り方>
- 鮭を4等分に切る
- 白菜は芯の部分はそぎ切りにし葉は4cm幅に切り、春菊は4cm幅に切り、しいたけは軸を切り落とし中心に十字に切れ込みを入れ、木綿豆腐は4等分に切る
- 土鍋に汁の材料(水・みそ・料理酒・みりん・下流だし)を入れて中火で加熱し、煮立ってきたら鮭を入れて蓋をして3分ほど煮る
- 鮭に火が通ってきたら、白菜・春菊・椎茸・木綿豆腐を入れてしんなりするまで中火で加熱する
- 仕上げに有塩バターと黒こしょうを振って完成
鮭のバター鍋
調理時間:約30分
バターを加えることで、まろやかさが増した石狩鍋風の一品。
キャベツやしらたき、きのこがバターと鮭の旨味を吸い込み、深い味わいに仕上がります。
寒い日に食べたくなる、コクたっぷりの鍋です。
<材料(2人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)塩鮭(甘口) | 2切れ |
白菜 | 1/8個 |
にんじん | 1/3本 |
じゃがいも | 1個(150g) |
しめじ | 1パック |
コーン | 50g |
みそ | 大さじ4 |
有塩バター | 20g |
●酒 | 大さじ1 |
●和風顆粒だし | 小さじ1 |
●水 | 600㏄ |
<作り方>
- 各材料を切る
白菜は根元を切り落とし食べやすい大きさ
にんじんは食べやすい大きさ
じゃがいもは皮をむき食べやすい大きさにして水にさらして水気を切る
しめじは根元を切り落とし食べやすい大きさにさく - 鮭は食べやすい大きさに切る。
- 鍋に●とじゃがいも、にんじんを入れて中火で煮立たせ、白菜、しめじ、生鮭を加えて10分ほど煮込む
- 弱火にし、3にみそを溶き入れてふたをして具材に火が通るまで煮る
- 鍋にコーンとバターを乗せ、バターを溶かす
鮭のごま豆乳鍋
調理時間:約30分
豆乳のまろやかさとごまの香ばしさが絶妙にマッチした鍋。
鮭と豆乳のクリーミーなスープがよく絡み、具材の味わいを引き立てます。
ヘルシーで栄養バランスの良い鍋料理です。
<材料(2人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)水 | 100ml |
豆乳 | 500ml |
鶏ガラスープの素 | 大さじ2 |
白ねりごま | 大さじ2 |
鮭 | 2切れ |
●ウインナー | 5本 |
●水菜 | 200g |
●ブロッコリー | 120g |
●豆腐 | 1/2丁 |
白すりごま | 大さじ1 |
<作り方>
- 鮭をぶつ切りにし、水菜、ブロッコリー、豆腐を食べやすい大きさに切る。
- 鍋に水、鶏ガラスープの素、鮭を入れて強火で沸騰させる
- 沸騰したら弱火にして豆乳、白練りごま、●を入れ蓋を閉める
- 全体に火が通ったら白すりごまをかけて完成
鮭のちゃんちゃん鍋
調理時間:約30分
味噌とバターで仕上げる北海道名物のちゃんちゃん鍋です。
甘みのある野菜と鮭が味噌の風味に包まれ、心も体も温まる一品。
食べ応えがあるのに、手軽に作れるのも魅力です。
<材料(3~4人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)鮭の切り身 | 500g |
野菜類(きのこ・白菜・人参・長葱・玉葱などお好みで) | 鍋に入る量 |
鰹出汁 | 1500cc |
信州味噌 | 130g |
酒 | カップ1/2 |
みりん | 大さじ3 |
砂糖 | 大さじ1 |
<作り方>
- 鮭は大きめの一口大に切る
- 野菜は大きめにざっくり切りそろえ、火の通りの悪いにんじんなどは薄く切る
- 鍋を火にかけ、底に少し油を塗って鮭の皮目を下に敷き詰めて焼く
- 皮から香ばしい香りがしてきたら(身は生でもよい)鰹出汁を注ぎ入れ蓋をして沸騰するまで煮る
- その間に切った野菜を大鍋で油炒めする。※野菜の嵩が少し減る程度まで炒める
- 4が沸騰したら5の野菜を全て加えて一煮立ちしたら味噌、みりん、酒を加えて味を調える
鮭とキノコのキムチ鍋
調理時間:約15分
キムチの辛味と鮭の脂が絶妙にマッチした鍋。
豚肉やニラなどの具材も加えてボリューム満点で、ピリ辛の味わいで食欲が進み、寒い季節にぴったりです。
<材料(4人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)生鮭(切り身) | 4切れ |
まいたけ | 2パック |
しいたけ | 8個 |
白菜 | 1/6個 |
豚バラ肉 薄切り | 8枚 |
豆腐 | 1/2丁 |
長ねぎ | 1本 |
にら | 1/2束 |
キムチ鍋のもと(市販品) | 1袋 |
<作り方>
- 生鮭は、1切れを3〜4等分に切る
- 白菜はザク切りにする。豆腐は食べやすい大きさに切る。長ねぎは斜め薄切りにする。
- 豚バラ肉は3〜4cm長さに切る。まいたけは小房に分ける。
- しいたけは石づきを取り、4等分にする。にらは3〜4cmの長さに切る。
- 鍋にキムチ鍋のもとを入れて火にかける。
- 沸騰したら、具材をすべて入れて火が通るまで煮込む
鮭鍋の〆におすすめなアレンジ
鮭鍋を最後まで楽しむためには、〆のアレンジが欠かせません。
残ったスープにご飯や麺を加えるだけで、さらに美味しい一品が完成します。
簡単に作れる〆料理で、満足感のある食事を楽しみましょう。
鮭鍋の残りで作る雑炊
鍋の残りスープを捨てずに活用できる一番の方法が雑炊です。
鍋で煮込んだスープは、具材から出た旨味がたっぷり詰まっているので、ご飯を加えるだけで贅沢な雑炊に仕上がります。
鍋にご飯を加え、軽く煮込んだ後に卵を溶き入れ卵がふんわりと仕上がったら、仕上げに青ねぎや海苔をトッピングすると風味が増して美味しさがアップ。
シンプルな材料でも、満足感の高い〆料理が楽しめます。
うどんやラーメンを加えて〆料理
鍋の残りスープにうどんやラーメンを加えるのもおすすめです。
濃厚なスープに麺が絡み、ボリュームのある一品に変身。
うどんはさっぱりとした食感が楽しめ、ラーメンはスープのコクと相性が抜群です。
野菜や具材が残っていれば一緒に煮込み、最後に青ねぎやごまを散らすとより風味が豊かになります。
スープに合わせて麺を選び、満足感たっぷりの〆料理に仕上げましょう。
まとめ
鮭鍋は手軽に作れて栄養価も高く、バリエーション豊富に楽しめる料理です。
スープや具材の選び方次第でさまざまなアレンジができ、家族や友人との食卓を彩ります。
鮭の下処理や具材選び、スープの味付けなど、ちょっとした工夫でさらに美味しく仕上がるのも魅力の一つ。
〆まで楽しめる鮭鍋で、冬の食卓をぜひ充実させてください。
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