プロが解説!カニの種類と美味しいカニの見分け方のポイントも紹介
カニは種類によって味や食感、旬の時期が異なるため、自分に合ったカニを選ぶ楽しさがあります。
しかし、「どの種類がどんな特徴を持っているのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、北海道の食のプロ「元八商店」が国内で楽しめる主要なカニの種類を詳しく解説。
さらに、全国各地で採れるカニの情報や見分け方のコツもご紹介します。
この記事を参考に、あなたが食べたいカニを見つけて楽しみましょう。
「元八商店」厳選の 北海道産 かに はこちらから >国内の主要なカニの種類は全部で5つ
日本国内で楽しめる代表的なカニは、以下の5種類です。それぞれに独自の特徴があり、調理法や味わいも異なります。
毛ガニ
毛ガニは北海道を代表するカニで、全身を覆う細かい毛が特徴です。
サイズは小ぶりながらも、ぎっしりと詰まった身の甘みと濃厚なカニ味噌が大きな魅力。
とくにオホーツク海産の毛ガニは、冷たい海で育つため身が締まり、味が濃厚で絶品です。塩茹でにすると素材の甘みが際立ち、そのまま食べても、甲羅に味噌を詰めた甲羅焼きでも楽しめます。
また、毛ガニのカニ味噌はクリーミーで、口の中に広がるコクが特徴です。
シンプルな調理法でも本来の旨味を存分に味わえるため、贈答用としても人気があります。
一番美味しい毛蟹 茹でたて【冷蔵】を発送(発送:通年)タラバガニ
「カニの王様」と呼ばれるタラバガニは、その大きな体と太い脚が圧巻の存在感を放ちます。
実はカニではなくヤドカリの仲間ですが、甘みのある身はカニそのもの。
特に大ぶりの脚の部分は、しっかりとした食感とボリュームが魅力で、焼きガニや蒸しガニとして調理すると、その旨味が引き立ちます。
また、贈答用やパーティーなど特別な日の料理に選ばれることも多く、その豪華な見た目がテーブルを華やかに彩ります。
旬の時期には、しっかり詰まった甘い身を堪能してください。
タラバ蟹(姿)茹でたて【冷蔵】を発送(発送:通年)ズワイガニ
ズワイガニは「本ズワイガニ」とも呼ばれ、繊細で甘みのある身が特徴です。
その上品な味わいは高級食材として親しまれ、特にカニ味噌の濃厚な風味が多くの人に愛されています。
鍋料理やしゃぶしゃぶにすると、カニ本来の旨味が溶け出しスープまで美味しく楽しめる人気料理に。
また、解体したカニ足を刺身にするとその身の甘さが際立ちます。
ズワイガニは身の取りやすさから家庭料理でも扱いやすく、幅広い調理法でその魅力を堪能できるカニの代表格です。
蟹の女王「本ズワイ蟹」姿(冷凍発送:通年)花咲ガニ
北海道の根室地方を代表する花咲ガニは、その濃厚な旨味と独特の香りが特徴です。
見た目は赤みが強く、硬い殻を持つため調理には少し手間がかかりますが、殻から取れる出汁は絶品で、鍋料理や味噌汁に最適。
花咲ガニは漁獲量が少なく希少性が高いため、「幻のカニ」と呼ばれることもあります。
夏が旬で、他のカニにはない風味を楽しむことができ、特に地元では新鮮な状態で味わうことができるため、特別感のある食材です。
浜茹で 花咲蟹(発送:6月下旬~9月中旬)(10月~以降は冷凍可)イバラガニ
イバラガニはその名の通り、鋭いトゲに覆われた殻が特徴的なカニです。
タラバガニに似た見た目をしていますが、身の甘さや上品な味わいはズワイガニに近いと言われます。
その希少性から市場に出回ることが少なく、知る人ぞ知る通好みのカニとして人気です。
鍋や蒸し料理にすると、身の旨味が引き立ちます。
また、殻のトゲに含まれる旨味成分が出汁に溶け出し、スープや味噌汁でも絶品の味わいを楽しめます。
特別な一品として贅沢に味わうのがおすすめです。
黄金の王様 イバラ蟹脚(浜茹で)(発送:11月~12月)全国各地で採れるカニの種類
カニは全国各地で水揚げされ、その地域ならではの特徴があります。
ここでは主な産地と、そこで採れるカニを見ていきましょう。
北海道で採れるカニの種類
- 毛ガニ
- タラバガニ
- ズワイガニ
- 花咲ガニ
- イバラガニ
北海道は、日本一のカニの産地であり、多彩な種類のカニが水揚げされます。
毛ガニは甘みが強く濃厚なカニ味噌が魅力で、とくにオホーツク海産は身の締まりが抜群です。
タラバガニはその大きな脚が特徴で、焼きガニや鍋料理に適しています。
ズワイガニは繊細な甘みを持つ身が特長で、刺身やしゃぶしゃぶに最適です。
夏が旬の花咲ガニは、濃厚な味わいと殻から取れる旨味たっぷりの出汁が絶品。
特に根室地方が有名で、鮮度抜群のカニを楽しめます。
イバラガニは「タラバガニ科」の一種で、食感はエビのようにプリッと、 甘みの強さはタラバガニに引けをとりません。
東北地方で採れるカニの種類
- ズワイガニ
- 紅ズワイガニ
東北地方では、太平洋側と日本海側で水揚げされるカニが異なります。
青森や岩手の太平洋側ではズワイガニが多く獲れ、冷たい海で育つため身が締まり、甘みが濃いのが特徴です。
日本海側では紅ズワイガニが多く水揚げされ、柔らかな身と濃厚な味が魅力。
紅ズワイガニはズワイガニよりも小ぶりで、煮付けやカニ飯など調理法を工夫することで、その旨味を存分に引き出すことができます。
東北地方のカニは、寒冷な海が育む濃厚な味わいが自慢です。
北陸地方で採れるカニの種類
- 越前ガニ(ズワイガニ)
- 加能ガニ(ズワイガニ)
- 紅ズワイガニ
北陸地方は、ズワイガニが名物として知られ、福井県の「越前ガニ」と石川県の「加能ガニ」が特に有名です。
越前ガニは甘みが強い身と濃厚なカニ味噌が特徴で、茹でガニや鍋料理に最適。
加能ガニも甘みと塩気のバランスが絶妙で、刺身やしゃぶしゃぶで楽しめます。
また、紅ズワイガニはズワイガニよりもリーズナブルで、柔らかい身と濃い旨味が特徴です。地元ではカニ飯や煮付けで親しまれています。
カニの種類の見分け方
カニは種類ごとに外見や味が異なります。
選ぶ際の参考に、見分け方を詳しく見ていきましょう。
外見での見分け方
種類 | 外見の特徴 |
---|---|
毛ガニ | 体全体が細かい毛で覆われ、小ぶり |
タラバガニ | 脚が太く、殻がゴツゴツしている |
ズワイガニ | 脚が長く、繊細な印象 |
花咲ガニ | 赤みが強く、短めの脚と固い殻が特徴 |
イバラガニ | トゲが多く、タラバガニに似た外見 |
カニは、種類ごとに外見の特徴が明確に異なります。
毛ガニのふわふわとした毛、タラバガニのゴツゴツとした殻、ズワイガニのスマートな脚など、ひと目で見分けられるポイントが多いため選びやすいでしょう。
味での見分け方
種類 | 味の特徴 |
---|---|
毛ガニ | 甘みが強く、カニ味噌が濃厚 |
タラバガニ | 淡白でしっかりした食感 |
ズワイガニ | 繊細で甘みが際立つ身 |
花咲ガニ | 濃厚な風味が特徴 |
イバラガニ | 甘みがあり、上品な味わい |
カニの味は種類ごとに異なり、毛ガニの濃厚なカニ味噌、タラバガニの淡白な身、ズワイガニの繊細な甘みなど、それぞれの特徴があります。
目的の食べ方に合わせた選び方をすれば、より旨味を楽しめるでしょう。
色での見分け方
種類 | 茹でたときの色合いの特徴 |
---|---|
毛ガニ | 全体が明るい赤色に変化し、甲羅内部のカニ味噌は深い緑色を帯びる |
タラバガニ | 鮮やかで明るい赤色に染まり、脚の付け根にやや黄色味が残ることも |
ズワイガニ | 鮮やかで明るい赤色になり、脚の先端が白っぽく変化する |
花咲ガニ | 真紅に近い濃い赤色となり、殻に鮮やかな模様が浮き出る |
イバラガニ | 深い赤色になり、トゲ部分がオレンジがかった色合いになる |
カニを茹でたときの色合いは種類ごとに異なり、鮮度にも影響されます。
鮮やかな赤色や甲羅の光沢が強いものは新鮮で美味しさの証。
花咲ガニの独特な模様やイバラガニのトゲ部分の色など、細部を観察することで種類や状態を見極める参考になります。
まとめ
日本国内には、多種多様で個性豊かなカニが存在します。それぞれに特徴があり、味や調理法に違いがあるため、カニ選びの楽しさは尽きません。
毛ガニの濃厚なカニ味噌やタラバガニの豪快な脚、ズワイガニの繊細な甘みなど、どの種類も魅力にあふれています。
特徴を知ることで、料理の幅が広がり、カニの美味しさを最大限に引き出すことができるでしょう。ぜひ、自分にぴったりのカニを見つけ、特別な食事の時間を楽しんでみてください。
弊社 元八商店では、北海道の旬な海産物・農産物を、産地直送でお届けいたします。
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