自家製で楽しむ「いくらの醤油漬け」作り方から保存方法まで食のプロが解説 - 北海道食材専門㋚元八商店 ブログ|北海道食材専門㋚元八商店

自家製で楽しむ「いくらの醤油漬け」作り方から保存方法まで食のプロが解説

自家製で楽しむ「いくらの醤油漬け」作り方から保存方法まで食のプロが解説

自家製で作る「いくらの醤油漬け」は、プチプチとした食感と、味付けを自由に調整できる楽しさが魅力です。

市販品では味が濃すぎたり塩辛く感じたりすることもありますが、自宅で作れば、新鮮ないくらを使って自分好みの風味を引き出せます。

本記事では、いくらの選び方から下ごしらえ、漬け汁のレシピ、保存方法までを北海道の食のプロ「元八商店」が丁寧に解説。

料理好きの方も、初めて挑戦する方も、安心して自家製いくらの醤油漬けを楽しめるテクニックをお届けします。

いくらの醤油漬けを自家製で楽しむ魅力

いくらの醤油漬けを自家製で作ると、市販品よりも新鮮で、自分好みの味付けが楽しめます。

手作りならではのプチプチ感と豊かな風味を引き出すコツを学び、特別な一品を家庭で味わいましょう。

いくらの醤油漬けとは

いくらの醤油漬けは、鮭の魚卵「筋子」をバラバラにして調味液に漬け込んだ日本の伝統的な保存食です。

市販品と異なり、自家製では塩分や甘さを自由に調整でき、新鮮で好みに合った味付けを楽しめるのが魅力。

プチプチとした食感とまろやかな味わいを手作りで引き出せば、特別感のある一品に仕上がります。

いくらの醤油漬けが人気の理由

いくらの醤油漬けは、風味豊かな味わいと、口の中で弾けるような独特の食感が愛されています。

筋子をほぐして漬けることで、素材の味を活かしながら調味料の旨味がしっかり染み込むのがポイントです。

また、自家製では漬け汁を工夫することで、まるで料亭の味わいのような一品に仕上げられるのも人気の理由となっています。

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自家製いくら醤油漬けに必要な下準備

美味しいいくらの醤油漬け作りには、下準備が重要です。

新鮮ないくらを選び、筋子を丁寧にほぐすことで、プチプチ感と風味が引き立ちます。

基本のポイントを押さえて、自家製の美味しさを楽しみましょう。

新鮮ないくら・筋子の見分け方

チェックポイント理想的な特徴避けるべき特徴
明るいオレンジ、血栓などの黒い筋はあっても取り除いたら良いくすんだ色
弾力柔らかく適度なもの皮に厚みがあり固めなもの
におい生臭さが少なく、海の爽やかな香りがする強い生臭さや異臭がするもの

新鮮な筋子を見極めることは、美味しいいくらの醤油漬けを作る第一歩です。

良質な筋子を選んだら、鮮度が落ちないうちに調理を始めましょう。

調理のタイミングを逃さないことが、いくらの旨味を最大限に引き出す秘訣です。

筋子からいくらをほぐす方法

筋子からいくらを取り出すときは、ぬるま湯を使うのがコツ。

40℃程度のお湯に塩を溶かし、筋子を浸します。

指の腹でやさしくしごくと、薄皮からいくらが簡単にほぐれます。

また、塩水を使うことで卵が破れにくくなるのもポイントです。

途中でお湯を数回入れ替えながら、白い膜や血合いを取り除いてください。

いくら醤油漬けの基本レシピ&おいしく作るポイント

自家製いくら醤油漬けの美味しさを引き出すためには、漬け汁が鍵。基本のレシピからアレンジ方法まで、調味料の配合や漬け込み時間で理想の味わいを作るコツをご紹介します。

漬け汁の作り方と配合のコツ

漬け汁は、醤油・みりん・酒を基本にした黄金比がポイントで、鰹や昆布の出汁を加えるアレンジも可能です。

調味料の配合次第で、さっぱりから濃厚な味まで自由に調整できます。

定番の調味料のバランス

調味料基本の割合味わいの調整方法
醤油1味のベース。濃口醤油でコクを、薄口醤油で色を鮮やかに仕上げる。
みりん1甘さを加えたいときに必須。甘さ控えめにしたい場合は量を減らして調整。
1まろやかさや旨味をプラス。さらにコクを加えたいときは量を増やすのがおすすめ。

基本は1:1:1の黄金比ですが、好みに応じて調整すれば理想の味を追求できます。

漬け込み時間に応じて味の濃さも変えられるので、味見しながら微調整するとさらに美味しく仕上がります。

漬け汁アレンジで広がる風味

アレンジ素材特徴と効果
鰹だし旨味をしっかりプラス。和風の風味が強調され、深い味わいに仕上がる。
昆布だし鰹だしよりもまろやかで優しい旨味を加える。さっぱりとした風味を求める方におすすめ。
薄口醤油いくら本来のオレンジ色を引き立て、見た目も鮮やかになる。
ゆず皮、生姜爽やかな香りをプラス。脂っこさを抑え、軽やかな後味を楽しむことができる。

これらのアレンジ素材を少しずつ試すことで、自分だけのオリジナルレシピが完成します。

いくらの持ち味を活かした新しい味わいを楽しんでください。 

漬け込み時間で変わる味わいの違い

漬け込み時間特徴とおすすめの楽しみ方
浅漬け漬け込み時間は2〜3時間程度。いくらのプチプチ感が際立ち、素材本来の風味を楽しめる。
深漬け一晩以上漬け込むことで、調味液がしっかり染み込み濃厚な味わいに。どんぶり向き。

時間による味の変化を楽しむため、試食しながらベストなタイミングを探すのも一つの楽しみです。

手軽で美味しい麺つゆを使った方法

ポイント詳細
濃縮タイプの麺つゆ濃縮度に応じて適切に薄める。3倍濃縮なら水で3倍に薄め、4倍濃縮なら4倍に。
手軽さのメリット醤油やみりんを計量する手間が省けるため、忙しい日でも手軽に美味しい漬け汁が作れる。
おすすめの割合いくらが浸る程度の量を用意し、2〜3時間の漬け込みで簡単に美味しく仕上がる。

麺つゆを使えば初めて挑戦する方でも失敗しにくく、調味液を煮詰める手間もありません。

便利で簡単・美味しい方法としておすすめです。

作り置き・冷凍保存のポイント

自家製いくらの醤油漬けは、正しい保存方法を知ることで長期間美味しさを保てます。

冷蔵・冷凍のコツや酸化を防ぐ工夫、解凍後の最適な食べ方までを詳しく見ていきましょう。

日持ちさせる冷蔵・冷凍保存の方法

冷蔵保存の場合、いくらを清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管しましょう。

保存期間は1週間程度が目安です。

一方、冷凍保存では、いくらを1食分ずつ小分けにしてラップでぴったり包み、保存袋や密閉容器に入れるのがポイント。冷凍なら約2ヶ月間美味しく楽しめます。

冷凍保存時には、いくらが空気に触れないようにしっかり密封することが鮮度を保つコツです。

風味を保つための保存の工夫

いくらの風味を損なわないためには、酸化を防ぐことが重要です。

保存の際はラップをいくらの表面に直接密着させて包み、空気に触れないようにすることで、酸化や乾燥を防ぎます。

さらに、小分け保存をしておけば、必要な分だけ解凍して使えるため、毎回新鮮な状態を楽しめます。

また、保存袋や密閉容器を使うことで、冷凍焼けや異臭の移りを防ぐ工夫もしましょう。

食べる際の解凍と美味しさを引き出すポイント

冷凍したいくらは、冷蔵庫で数時間から一晩かけてゆっくり解凍するのがベストです。

急いで解凍したい場合でも、常温や流水で解凍するのは避け、冷蔵庫でじっくりと解凍することで、いくらの食感や風味を損なわずに仕上げられます。

解凍後、漬け汁に少し戻して馴染ませるとより風味が際立ち、いくらの美味しさを最大限に引き出せるでしょう。

いくら醤油漬けをもっとおいしく!おすすめの食べ方とアレンジレシピ

いくら醤油漬けは、そのままでも美味しいですが、一工夫でさらに贅沢な一品に変わります。

丼や寿司の定番から、パスタや和え物まで幅広いアレンジを楽しみ、特別な日や日常を彩るレシピを見つけましょう!

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鮭いくら丼

※画像はイメージです

調理時間:約15分

鮭といくらの相性は抜群で、シンプルながら贅沢感あふれる一品です。

焼き鮭の香ばしさとほぐし身のふんわり感に、いくらのプチプチとした食感が加わり、口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。

炊き立てのご飯にのせるだけで完成するので手軽ですが、その味わいは格別です。

大葉や刻み海苔をトッピングすれば、さらに風味豊かな丼に仕上がります。

<材料(2人前)>

秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 一番美味しい 秋鮭筋子(冷凍発送:通年) 一番美味しい 鮭いくら醤油漬け(冷蔵発送:通年)
塩鮭2切れ
きゅうり1本
イクラ60g
白ゴマ適宜
小さじ1
ご飯2合

<作り方>

  1. 鮭を焼いておく
  2. 鮭を焼いている間、きゅうりを縦半分に切り、斜め切りにしてボールやタッパーなどに入れ塩揉みをする
  3. 鮭が焼けたら骨を取り除き、ほぐす。
  4. ご飯が炊けたら、きゅうりの水分を搾り、釜に入れる。鮭、白ゴマも入れ、よく混ぜる。
  5. 器に盛り、最後にイクラを散りばめて、出来上がり。塩気が足りないと感じたら、塩を足す

いくらの贅沢ちらし寿司

※画像はイメージです

調理時間:約60分

華やかな見た目が特徴のちらし寿司は、お祝い事や特別な日にぴったり。

いくらの醤油漬けが加わることで、酢飯のさっぱり感と調味液のコクが見事に調和します。

錦糸卵や季節の野菜など、彩り豊かな具材といくらの鮮やかなオレンジ色が食卓を華やかに彩ります。

いくらのプチプチ感が全体のアクセントになり、箸が止まらない一品です。

<材料(2~3人前)>

秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 一番美味しい 秋鮭筋子(冷凍発送:通年) 一番美味しい 鮭いくら醤油漬け(冷蔵発送:通年)
いくら100g
1切れ
錦糸卵1個分
インゲン(冷凍)4本
いりごま大匙1
大葉2枚
昆布5㎝
2カップ
酢飯の元大匙3~

<作り方>

  1. 米をとぎ、戻した昆布を入れ寿司飯コースの水加減で加え寿司飯コース炊く
  2. 鮭は焼き、骨、皮を取り除き、粗くほぐす
  3. 大葉は半分に切りせん切り。インゲンはレンジで解凍し、斜め薄切り。卵は錦糸卵を作る
  4. 炊き上がったら、昆布を取り除き、酢飯の元と胡麻を加え混ぜる
  5. 鮭半量と大葉を加え、混ぜる
  6. 混ざったら大皿に盛り付け錦糸卵を全体にちらし残りの具材を盛り付ける

いくらと大根おろしのさっぱり和え

※画像はイメージです

調理時間:約10分

大根おろしの爽やかさといくらの濃厚な旨味が絶妙にマッチした一品です。

大根おろしの水分がいくらの塩気を程よく和らげ、さっぱりとした後味を楽しめます。

お酢や醤油を少量加えるとさらに風味が引き立ち、おつまみとしても大活躍。

軽く混ぜ合わせるだけで簡単に作れるので、忙しい日でも手軽に用意できる副菜としておすすめです。

<材料(2人前)>

一番美味しい 秋鮭筋子(冷凍発送:通年) 一番美味しい 鮭いくら醤油漬け(冷蔵発送:通年)
イクラ(醤油漬け)大さじ2
大根5cm(150g)
大葉2枚
しょうゆ大さじ1/2

<作り方>

  1. 大根はすりおろし、軽く水気を切る(大根おろし)
  2. 大葉は軸を切り落とす
  3. 器に大葉、大根おろし、いくらの順に盛る
  4. しょうゆをかける

いくらとクリームソースの贅沢パスタ

※画像はイメージです

調理時間:約20分

濃厚なクリームソースにいくらが加わることで、リッチな味わいのパスタに仕上がります。

クリーミーなソースがいくらの塩味と相性抜群で、口の中で広がる旨味は格別。

パスタのもっちりとした食感に、いくらのプチプチ感がアクセントを添えます。

仕上げに刻み海苔やパルメザンチーズを加えると、風味がさらに深まり特別感のある一皿に仕上がります。

<材料(2人前)>

一番美味しい 秋鮭筋子(冷凍発送:通年) 一番美味しい 鮭いくら醤油漬け(冷蔵発送:通年)
スパゲティ200g
だし塩(昆布)小さじ1/3
生クリーム100g
牛乳50g
パルメザンチーズ(粉チーズ)大さじ1.5
いくら40g
刻み海苔適量
大葉1枚

<作り方>

  1. たっぷりの熱湯に塩を入れスパゲッティーを茹でる
  2. フライパンに生クリーム、牛乳、だし塩(昆布)を入れる
  3. ぐつぐつとしてきたら、一度火をとめてパルメザンチーズを入れて味を確認
  4. 茹で上がったパスタとでできたクリームソースを絡める(火は止めておく)
  5. パスタを盛りつけて、いくらとトッピング用の海苔と大葉をのせて完成

自家製いくら醤油漬けのよくあるQ&A

自家製いくらの醤油漬けを、安全かつ美味しく楽しむための疑問を解決!

アニサキス対策や衛生管理のポイント、味付けの失敗をリカバリーするコツなど、知っておきたい実用的なアドバイスをお伝えします。

アニサキス対策や衛生管理方法は?

アニサキスを防ぐには、筋子を目視で確認し、白く細長い寄生虫をしっかり取り除くことが重要です。

目視だけで不安な場合は、漬ける前に筋子を冷凍(−20℃以下で24時間以上)しておくとさらに安全性が高まります。

冷凍はアニサキスの死滅に効果があり、家庭でも簡単に実践できる方法です。

また、調理器具の衛生管理も徹底して二次感染を防ぎましょう。

いくら醤油漬けがしょっぱすぎるときの対処法は?

漬けすぎて塩辛くなってしまった場合は、いくらを軽く水洗いして塩分を落とすとよいでしょう。

塩抜きには「呼び塩」と呼ばれる方法がおすすめです。

これは、薄い塩水にいくらを浸すことで、塩分濃度を均一にする方法。

薄い塩水に漬け直すと塩気が和らぎつつ、風味はそのまま残ります。

また、次回は漬け汁の塩分を控えめにすることで、味を微調整するコツもつかめるでしょう。

まとめ

自家製のいくら醤油漬けは、新鮮ないくらを選び適切な下ごしらえや調味液で作ることで、理想の味を追求できます。

保存方法やアニサキス対策もしっかり行えば、家庭でも安心して楽しめる一品に。

自分だけのオリジナルレシピを見つければ、贈り物にも喜ばれる特別な一品として楽しめます。ぜひ手作りに挑戦し、自分だけの贅沢な味を堪能してください。

弊社 元八商店では、北海道の旬な海産物・農産物を、産地直送でお届けいたします。

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