簡単&栄養満点!プロも絶賛の鮭を使った汁物レシピ4つ紹介
鮭を使った汁物は手軽に作れる上に栄養価が高く、日々の食卓にぴったりな料理です。
今回は鮭の選び方やだしの取り方から、家庭でできる簡単なアレンジまで、バリエーション豊かなレシピを「元八商店」が紹介します。
どのレシピも、家族みんなで楽しめる美味しさなのでぜひ一度試してみてください。
バリエーション豊富な鮭汁レシピ
鮭汁は味付けや具材のアレンジ次第で、さまざまなバリエーションを楽しめます。
伝統的な三平汁から手軽に作れるレシピまで一気に4つ紹介します。ぜひお気に入りの一品を見つけてください。
1、秋の定番「三平汁」
※画像はイメージです
調理時間:約20分
三平汁は北海道の郷土料理で、鮭のアラと野菜を使ったシンプルな塩味の汁物です。
鮭の旨味がたっぷり溶け込んだスープは、寒い季節にぴったり。
塩味のシンプルさが、素材の美味しさを引き立てる一品です。
<材料(4人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)鮭 | 200g |
さけのアラ | 100g |
酒 | 1/4カップ |
昆布 | 15cm(15g) |
水 | 6カップ |
じゃがいも | 2個 |
大根 | 5cm(125g) |
にんじん | 1/2本 |
こんにゃく | 1/3枚 |
長ねぎ | 1本 |
だしのもと | 小さじ2 |
しょうゆ | 小さじ1 |
しょうがの薄切り | 3枚 |
<作り方>
- 鍋に水と昆布を入れて1時間ほどつけておく
- さけはひと口大に切り、適当な大きさに切ったアラとともに酒をふりかけておく
- じゃがいもは4等分、にんじんは5mm幅の半月切、大根は7mm幅のいちょう切り、長ねぎは1cm幅の斜め切りにする
- こんにゃくをスプーンでひと口大にちぎって、サッとゆでる
- 昆布をつけた鍋にさけを加えて中火にかけ、煮立ったらアクを取る
- 昆布を取り出し、だしのもと・じゃがいも・大根・にんじん・こんにゃく、しょうがを加え、15~20分ほど煮る
- 野菜類がやわらかくなったらしょうゆを加えて味を調え、長ねぎを加えてひと煮立ちさせる。
2、栄養たっぷり「石狩汁」
※画像はイメージです
調理時間:約30分
石狩汁は、鮭と味噌の相性が抜群の一品。
野菜もたっぷり入れて、ボリューム満点に仕上げれば主食にもなります。
味噌の濃厚な風味と鮭の旨味が合わさり、栄養満点で体が温まる味噌汁として人気です。
<材料(2人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)鮭 (生) | 2切れ |
白菜 (300g) | 1/8個 |
春菊 | 100g |
しいたけ | 2個 |
木綿豆腐 | 150g |
水 | 800ml |
みそ | 50g |
料理酒 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
顆粒和風だし | 大さじ1 |
有塩バター | 20g |
黒こしょう | 適量 |
<作り方>
- 鮭を4等分に切る
- 白菜は芯の部分はそぎ切りにし葉は4cm幅に切り、春菊は4cm幅に切り、しいたけは軸を切り落とし中心に十字に切れ込みを入れ、木綿豆腐は4等分に切る
- 土鍋に汁の材料(水・みそ・料理酒・みりん・下流だし)を入れて中火で加熱し、煮立ってきたら鮭を入れて蓋をして3分ほど煮る
- 鮭に火が通ってきたら、白菜・春菊・椎茸・木綿豆腐を入れてしんなりするまで中火で加熱する
- 仕上げに有塩バターと黒こしょうを振って完成
3、ホッとする味わい「鮭のあら汁」
※画像はイメージです
調理時間:約30分
鮭のアラを使ったあら汁は、濃厚な旨味が魅力。
野菜と一緒に煮込むことで、具材から出る旨味がスープにしっかり染みわたります。
シンプルな味付けでも、十分満足感のある味に仕上がる贅沢な一品です。
<材料(4人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)鮭のあら | 400g |
じゃが芋 | 1個 |
人参 | 100g |
玉ねぎ | 1/2個 |
大根 | 100g |
水 | 1リットル |
料理酒 | 25cc |
味噌 | 適量 |
長ネギ | 1本 |
<作り方>
- 鮭のアラはよく洗い食べやすい好みの大きさに切り、お湯で1分ほどさっと茹でザルにあけておく
- 人参(乱切り)じゃがいも(6等分)玉ねぎ(くし切り)大根(いちょう切り)にする
- 鍋に水を入れて、鮭のあらと切った野菜(ネギ以外)を入れて中火にかける
- 沸騰後、アクを取り除き料理酒を入れて蓋をして20分程弱めの中火で煮る
- 具が煮えたら味噌を溶く(味噌はお好みの味で、味見をしながら量は調整)
- 最後にネギを入れて完成(味噌は沸騰させない)
4、電子レンジでも作れる「鮭とじゃがいもの味噌バタースープ」
※画像はイメージです
調理時間:約15分
電子レンジで手軽に作れる味噌バタースープは、時間がないときにおすすめの一品。
バターの風味と味噌のコクが合わさり鮭の旨味がしっかり楽しめ、ジャガイモも加えれば食べごたえ抜群です。
<材料(2人前)>
秋鮭(上級オス)(発送:9月上旬~11月下旬) 天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)生鮭 | 2切れ |
じゃが芋 | 2個 |
人参 | 1/2本 |
バター | 10g |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
だし汁 | 3cup |
味噌 | 大さじ2 |
<作り方>
- 生鮭は3〜4等分に切り、じゃがいもとにんじんは皮をむき、小さめの乱切りにする
- 耐熱性のポリ袋にじゃがいもとにんじんを入れ、電子レンジ600wで約5分加熱する(耐熱皿の上に乗せ、口は開けたまま)
- 小鍋に、だし汁・生鮭・2を入れ、中火にかける
- 沸騰したら弱火にし、蓋をして3分ほど煮る。全体に火が通ったら味噌を溶き入れ、火を止めてA バター10g、粗挽き黒胡椒適量を加える
鮭汁を作るための基本知識
鮭汁を美味しく作るためには、鮭の選び方やだしの取り方、下処理のコツが大切です。
プロの味に近い鮭汁を作るためにも、まずは鮭汁作りに必要な基礎知識を見ていきましょう。
鮭の種類の選び方
鮭にはいくつかの種類があり、選び方で料理の味や風味が変わります。
以下の表を参考に目的に合わせて選びましょう。
鮭の種類 | 特徴 | 合う料理 |
切り身 | 使いやすく、下処理が簡単 | 形をそのまま生かせる料理や和食におすすめ |
アラ | 旨味が強く、濃厚なスープが作れる | 鮭汁や鍋など、旨味を引き出したい料理に最適 |
甘塩鮭 | 軽い塩味で、味噌や塩味に合わせやすい | 優しい味付けのスープに向いている |
辛口鮭 | 塩気が強く、濃厚な味わいが特徴 | 濃いめの味付けやしっかりしたスープに最適 |
初心者は使いやすい切り身を選び、濃厚な味が好みならアラや辛口鮭を使うと良いでしょう。
家族の好みや料理の目的に応じて適切な鮭を選べば、味に深みが増し満足度の高い料理に仕上がります。
だしの取り方
だしは、鮭汁の味を決める重要なポイントです。
ここでは昆布だしや鰹だしなど、それぞれのだしの取り方を説明します。
昆布だし
昆布を水に漬けておくだけで、じっくりと旨味が引き出せます。
基本は冷水で1時間以上浸けておけばOKですが、前夜から水に漬けて冷蔵庫で保存すると、さらに深い風味が出るのでおすすめです。
また、昆布は削ぎ切りにするなどして表面積を広げるとより効率よく旨味が出せるため、時間がある場合は、この方法で一層濃厚なだしを楽しんでみましょう。
鰹だし
しっかりとした味が欲しいときにおすすめです。
鰹節を使っただしは、まず水を鍋に入れ沸騰したら火を弱めて鰹節を入れます。
1〜2分ほど煮出したら、すぐに火を止めて鰹節をこし取れば、香り豊かで風味のあるだしが完成。
短時間で取れるので、手軽に香り高い和風スープが作れます。
顆粒だし
顆粒のだしを使えば、手軽にだしを取れます。
とくに忙しい日には顆粒だしをさっと溶かすだけで、時間をかけずに深い風味が楽しめるのが魅力。
昆布や鰹の顆粒だしが市販されており、レシピの用途に応じて選べます。
プロの手間をかけた味には及ばない点もありますが、忙しいときでもしっかりした味を保てるので、日常の時短レシピにおすすめです。
味付けのコツ
鮭汁の代表的な味付けには、以下の3つがあります。
作る料理をはじめ、自分や家族の好みに合わせて使い分けましょう。
味付けの種類 | 特徴 | 合う料理 |
味噌 | コクがあり、まろやかな風味 | 子どもから大人まで楽しめる定番の味 |
塩 | 素材の味を引き出し、シンプルな仕上がり | 鮭の旨味をダイレクトに楽しめるスープに最適 |
醤油 | ほんのり香ばしく、和風の香りが漂う | 醤油風味の鮭汁や和風スープにぴったり |
味付け次第で、鮭汁の印象は大きく変わります。
味噌でコクを足す、塩で素材の味を活かす、醤油で香ばしさを加えるなど、味付けの選択が広いのが特徴。
家庭の好みやシーンに合わせて使い分ければ、飽きずにさまざまな味を楽しめるので、レシピの幅が広がります。
鮭の下処理方法
鮭を美味しく調理するためには、しっかりとした下処理が大切です。
以下の手順で鮭の臭みを取り除きましょう。
- 流水で洗う:鮭の表面を軽く洗い流し、汚れや血合いを落とします。
- 湯通しする:鮭を熱湯にくぐらせ、余分な油や汚れを取り除きます。
- 塩を振る:塩を振ってしばらく置くことで、臭みが和らぎます。
- 日本酒を振りかける:日本酒を少量振りかけると、さらに臭みが抑えられます。
丁寧な下処理が鮭の臭みを取り、スープの味を格段に良くします。
忙しいときには、塩を振ってしばらく置いておくだけでも鮭の臭みが取れるのでぜひ溜めてみてください。
少しの手間をかけることで、より美味しい鮭汁が楽しめます。
鮭汁を美味しくするためのコツ
鮭汁をさらに美味しく仕上げるためには、ちょっとした工夫やコツが大切です。
鮭の入れるタイミングや隠し味の使い方、具材の切り方次第で、スープの味が一層深まります。
ここでは、鮭汁を美味しくするためのポイントを詳しく見ていきましょう。
鮭を入れるタイミングに注意
鮭汁を作る際に注意したいのは、鮭を入れるタイミングです。
鮭は火を通しすぎると固くなり、ふっくらとした食感が失われてしまいます。
基本的には他の具材がしっかり煮えた後、最後に鮭を入れてさっと火を通すくらいで十分です。
軽く煮込む程度でも風味が充分染み込むため、後入れでもスープ全体に鮭の旨味が広がりつつ、食感も楽しめます。
風味を引き立てる隠し味
鮭汁の風味をさらに引き立てるために、隠し味を加えるのもおすすめです。
たとえば日本酒や少量のバターを加えると、鮭の旨味に深みが増しコクが引き立ちます。
また、少量のしょうがやにんにくを加えると、スープ全体が香り高く仕上がるとともに体を温める効果があり、寒い季節には最適です。
シンプルな味付けでも、こうした隠し味を取り入れることで、ワンランク上の味わいを楽しめます。
具材の切り方で食感を変える
鮭汁の具材は、切り方ひとつで食感や風味が大きく変わります。
じゃがいもや大根などの根菜は、あまり小さく切りすぎないことで、ホクホクした食感を楽みましょう。
玉ねぎや長ネギは細めに切ることでスープにしっかり溶け込み、全体に甘みを与えます。
また、こんにゃくや豆腐を加える場合は、大きめに切って具材感をしっかりと感じられるようにするのもポイント。
具材ごとに異なる切り方を工夫することで、食べごたえのある鮭汁に仕上がります。
鮭汁の栄養と健康への3つの効果
鮭には、体に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
DHAやEPA、ビタミンDなど、健康をサポートする成分が豊富で、日々の食事に取り入れることでさまざまな効果が期待できるのです。
ここでは、鮭汁の栄養と健康への効果について詳しく見ていきましょう。
1、DHAやEPA、ビタミンDが豊富
鮭は、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。
特にDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、脳の働きをサポートしたり、視力を維持したりする効果が期待できるとされているのです。
またビタミンDも豊富で、骨を強くし体全体の健康をサポートしてくれます。
日々の食事に鮭を取り入れることで、体を内側からケアしていきましょう。
2、タンパク質豊富で筋力維持を手助け
鮭は高タンパクで、体力づくりや筋肉を維持するためにぴったりの食材です。
とくに、成長期の子どもや筋肉量を保ちたい高齢者におすすめ。
筋肉の回復をサポートする効果もあり、運動後の食事にも最適です。
3、体の老化を防ぐ抗酸化作用
鮭に含まれるアスタキサンチンは、強力な抗酸化作用を持ち体の老化を防ぐ効果があります。
アスタキサンチンは肌の健康を守り、シワやたるみを防ぐだけでなく、内臓の健康もサポートしてくれる栄養素。
抗酸化作用は自然に発生するものではないため、毎日の食事から該当の栄養素を摂取することが大切です。
まとめ
鮭汁は、栄養満点なうえに家族みんなで楽しめる料理です。
鮭の選び方や下処理、だしや味付けのコツを知っておくことで、簡単にプロのような味を家でも簡単に再現できます。
ぜひさまざまなバリエーションの鮭汁を試して、毎日の食事に取り入れてみてください。
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