幻の鮭【鮭児(ケイジ)】とは?普通の鮭との違いや美味しい食べ方まで徹底解説 - 北海道食材専門㋚元八商店 ブログ|北海道食材専門㋚元八商店

幻の鮭【鮭児(ケイジ)】とは?普通の鮭との違いや美味しい食べ方まで徹底解説

鮭にはたくさんの種類がありますが、その中でも「鮭児(ケイジ)」は幻の鮭とまで呼ばれるほど、特別で希少な存在なんです。

今回は、北海道食材の豊富な知識を持つ食の専門家「元八商店」が、その鮭児の特徴や普通の鮭との違い、さらには美味しい食べ方まで、わかりやすくご紹介します。

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幻の鮭「鮭児(ケイジ)」とは

幻の鮭「鮭児(ケイジ)」とは

鮭児はまだ成熟していない若いシロザケの中でもとくに脂が多く乗った個体。全身がトロ状態と称されるほど、口に入れるととろけるような柔らかさと濃厚な味わいが楽しめることが特徴的。

脂肪分が多い鮭児は、そのまま刺身で食べると、まるでマグロの大トロを食べているかのような感覚を味わえるのです。

これは普通の鮭では味わえない特別な食感です。

鮭児はなぜ「幻」と呼ばれるのか。

鮭児が「幻」と呼ばれる理由は、その希少性にあります。

主に北海道の羅臼や知床周辺で捕れることが多いのですが、漁獲量が極めて少なく、毎年の漁獲も不安定です。

このため、鮭児が市場にはなかなか出回らず、、非常に高価で取引されることが多くなっています。

幻の鮭 鮭児(ケイジ)(冷凍発送:12月)

「鮭児(ケイジ)」と「時鮭(ときしらず)」の違い

「鮭児(ケイジ)」と「時鮭(ときしらず)」の違い

鮭には様々な種類があり、とくに鮭児と時鮭はしばしば比較されますが、見た目や味にどのような違いがあるのか詳しく解説します。

見た目の違い

「時鮭(ときしらず)」もまた人気の高い鮭の一種です。

時鮭は、夏に捕れるシロザケで、産卵のために川を遡上するタイミングを逃した若い鮭を指します。

見た目の特徴として、体全体が銀色を帯び、産卵に向けて体がまだ成熟していないため、腹部はすっきりとしており、筋肉が引き締まっているスリムさが特徴です。

一方、鮭児は時鮭に比べて、脂が多く蓄えられているため全体的に丸みを帯び、とくにお腹の部分がふっくらとしています。

さらに、鮭児の皮は薄く、脂の乗りが良いため、皮が透けるように見えることもあります。

また、時鮭はスリムな体形のため、顔も細長く、目が大きく見えるのに対し、鮭児は顔がやや丸く、口元がふっくらとしていることが多いです。

このように、見た目や体つきからも、時鮭と鮭児ははっきりとした違いがあります。

天然 活〆 生ときしらず鮭(時鮭)(発送:5月中旬~7月上旬)

味と食感の違い

鮭児と時鮭を食べ比べてみると、味と食感の違いが一目瞭然です。

鮭児は脂の甘みが強く、まろやかな舌触りが特徴。

これに対して、時鮭は脂が少なく引き締まった身質が特徴で、さっぱりとした後味が楽しめます。

どちらが良いかは好みの問題ですが、鮭児のとろけるような食感と濃厚な旨味は、一度味わうと忘れられないものになるでしょう。

とくに、鮭児の脂の乗りを楽しみたい方には、刺身や軽く炙った焼き物がおすすめです。

違いまとめ鮭児(ケイジ)時鮭(ときしらず)
見た目全体的に黒っぽい。脂で鱗が剝がれている部分があるためお腹スッキリ、引き締まっている
味の違い脂の甘みが強くまろやか脂はあるがさっぱりとした後味

鮭児(ケイジ)の漁獲時期

鮭児(ケイジ)の漁獲時期

鮭児を味わうためには収穫時期を知っておくのが、重要なポイントです。

旬の時期や獲れる地域をおさえておくことで、鮭児を手に入れるチャンスが高まりますよ。

鮭児(ケイジ)の旬の時期は「秋から冬」

鮭児が獲れるのは主に秋から冬にかけてです。

とくに10月から12月が最盛期とされており、この時期に北海道の羅臼や知床周辺で水揚げされますが、その年の漁獲量によっては手に入れるのが難しいこともあります。

そのため、この時期になると、鮭児を求めて市場やネット通販では品薄状態が続くことも多いです。

もし手に入れるチャンスがあったら、迷わず貴重な鮭児を手に入れてみてください。

幻の鮭 鮭児(ケイジ)(冷凍発送:12月)

主な産地と獲れる場所

鮭児の主な産地は、北海道の羅臼や知床周辺です。

知床の冷たい海で育った鮭児は、脂肪分が多く、身が締まっており脂の乗りも最高で、その美味しさは他の鮭とは一線を画しますよ。

羅臼や知床は日本でも有数の鮭の産地でありながらも、鮭児が捕れること自体が非常に貴重ですそのため、鮭児が水揚げされると地元の漁師たちは大喜びするので、鮭児の希少性が伺えますね。

鮭児(ケイジ)の美味しい食べ方

鮭児(ケイジ)の美味しい食べ方

希少な鮭児を手に入れたら、できるだけその美味しさを最大限に引き出したいものです。

どのように調理すれば、その脂の乗った濃厚な味わいを楽しめるのでしょうか。ここでは、刺身や焼き物など、鮭児を堪能するためのおすすめの食べ方をご紹介します。

【刺身】で味わう鮭児

鮭児を最も贅沢に楽しむ方法は、やはり刺身です。

鮭児の脂がたっぷり乗った身は、そのままわさび醤油でいただくのが一番。

とくに、半冷凍状態で提供される北海道独特の食べ方「ルイベ」は、鮭児の甘みと旨味が最大限に引き出される食べ方です。

半解凍状態の鮭児は、口に入れるとじんわりと溶け出す脂の旨味がたまりません。

これは、鮭児だからこそ味わえる贅沢な食体験です。

【焼き物】で味わう鮭児

刺身以外でも、鮭児を楽しむ方法はたくさんあります。

まずおすすめしたいのは焼き物。

炭火で軽く炙ることで、外側はカリッとしながらも皮から溶け出す脂が香ばしく、中はしっとりと脂が残る最高の一品に仕上がります。

【鍋物】で味わう鮭児

鮭児はしゃぶしゃぶや鍋物でも美味しく食べることができます。

しゃぶしゃぶでは、薄く切った鮭児を熱湯にくぐらせ、さっと火を通すことで、脂が溶け出しすぎず、程よい食感を楽しめます。これにポン酢やゴマだれをつけて食べると、口の中で鮭児の旨味が広がりますよ。

さらに、鍋料理では、鮭児の脂が溶け込んだスープは、他の具材にも旨味を与え、濃厚で深い味わいを楽しめます。

とくに鮭児が漁獲される冬の寒い時期には、身体の芯から温まる鍋料理に鮭児を使うのは贅沢でありながら、とても心温まるひとときとなるのです。

まとめ

今回は、その希少性と濃厚な味わいから「幻の鮭」と呼ばれる鮭児(ケイジ)について紹介しました。

普通の鮭とは一味違い、脂がたっぷりと乗ったその美味しさは、一度味わえば忘れられないものになるでしょう。

秋から冬にかけての旬の時期に、もし鮭児を手に入れる機会があれば、ぜひ刺身や焼き物、しゃぶしゃぶでなどでその魅力を堪能してみてください。

弊社 元八商店では、北海道の旬な海産物・農畜産物を、産地直送でお届けいたします。

食にたずさわり30年。産地から日本全国の皆様に一番良い状態でお届けして喜んでいただくことを基本理念に、最高峰の北海道食材を厳選してご提供しております。

もちろん、鮭児も取り扱っていますのでぜひお買い求めください。

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また、美味しいものを探す際は、食べたことがなかったり、本当に美味しいのか不安がつきものです。ご購入前に一度ご連絡いただければ、食材の特徴や旬、食べ方などもお答えします。欲しいと思ったその時に、ぜひご連絡ください。

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