ウニは、濃厚な味わいと独特の食感が魅力的な海の幸です。しかし、殻付きのウニを購入したものの、どうさばいたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、食のプロである元八商店が、初心者の方でも上手にウニをさばけるように、必要な道具の準備から手順までポイントを詳しく解説します。

実際の手順に沿ってウニをさばいた動画も載せているので、ぜひ参考にしてください。

ウニをさばく前の事前準備

ウニを捌く前に、必要な道具の準備と、ポイントについて確認しておきましょう。

初めてウニをさばく時のポイント

1. ウニは包丁でさばくことも可能ですが、まださばくのに慣れていない方は、安全のためにもキッチンバサミを使いましょう。

2. ウニは固い殻や棘で覆われているため、初めてウニをさばく方は、軍手を装着して怪我のないように注意しましょう。

ウニをさばく手順

ここでは、「バフンウニ」のさばき方の手順についてそれぞれみていきましょう。

実際の手順に沿った、こちらの動画も合わせて参考にしてください。

キタムラサキウニの捌き方はこちらから

手順①　ウニの口（くち）を取り除く

キッチンバサミ、または調理用ピンセットを使って、ウニの下側の中央にある口を取り除きます。

手順②　口（くち）の周りをくり抜く

取り除いた口の穴の周りを、中の身を傷つけないようにキッチンバサミでくり抜いていきます。

手順③　中の黒い部分（内臓）を取り除く

水にくぐらせながら、ピンセットで黒い内臓の部分を取り除きます。

手順④　スプーンで身をすくう

内臓を掃除できたら、ウニの身を崩さないように注意してスプーンで身をすくって取り出していきます。

この時、ウニの身がくっついている5つの放射線状に沿って、殻に切れ目を入れて割ることで、一つづつ丁寧に身を取り出しやすくなります。

手順⑤　取り出した身を綺麗にする

水の入ったザルとボウルの中で、取り出した身を軽くすすいで綺麗にしましょう。

手順⑥　塩水に漬けて冷蔵庫に保管

保存する場合は、塩水につけて冷蔵庫に保管しましょう（早めにお召し上がりください）

食べる前はキッチンペーパーの上で水分を取ってからお召し上がりください。

ウニのさばき方にまつわるよくある質問

Q1.ウニの種類全て共通して同じさばき方ですか？

今回捌いた方法で、ほとんどの種類のウニはさばくことができます。

Q2.ウニの殻はどのように処理すればいいですか？

ウニをさばいたあとの殻は、棘などで袋が破けないよう、新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、可燃ごみとして処理しましょう。

Q3.さばいたウニはいつまでに食べればいいですか？

殻付き生ウニは、届いたその日（または購入日当日）、遅くとも翌日には食べるようにしましょう。

もし一度に食べきれない場合には、海水と同程度の塩水（塩分濃度約3％）に浸けて冷蔵庫に保存すると、2日程度は日持ちします。（冷凍はしないでください）

まとめ

今回は、初心者でも上手にむけるウニのさばき方について解説しました。最後に、必要な道具と手順を改めて振り返りましょう。

ウニをさばくのは、初めてだと難しいと思われがちですが、今回ご紹介した手順とポイントを抑えることで、どなたでも簡単にさばくことができます。

慣れていない方は、軍手などを着用して、安全に怪我のないように注意してください。

また、採れたて新鮮の殻付きウニは、ミョウバンを使用していないため、ウニ本来の味を楽しむことができます。

今回紹介したさばき方の手順を参考に、是非ご自宅で新鮮なウニを味わってみてください。

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