真冬(12月~2月)に収穫する「雪アスパラ」をご案内いたします。今では、全国の調理人や食通達が注目する食材に成長した 真冬の「雪アスパラ」です。※雪アスパラは、(株)吉原農場の登録商標です。
雪アスパラは収穫の2年前の春先に行う種まきから始まり、ハウスでの育苗を経て、露地の畑に定植します。2年後の秋を迎えた株は、室温20℃に保たれたビニールハウスに引っ越します。12月を迎えると今まで貯めていたエネルギーを一気に爆発させ、一斉に茎を伸ばし始めます。適温に保たれた冬のハウス内ではストレスを感じることが無いため、筋っぽさやエグミがなく、甘さがあるアスパラが育ちます。
ホワイトアスパラは暖められたハウス内で更に遮光シートを被せ、陽の当らない真っ暗なトンネルの中で雪のような白さが自慢のホワイトアスパラ育ちます。収穫したアスパラは外光が入らない地下室で選別後、鮮度保持袋に包み、もぎたてのみずみずしさのまま出荷します。
2年かけて育てた株は、余力を残さず全て取り切ります。シーズンが終わると廃棄します。こうした贅沢な育て方も雪アスパラしか味わえない美味しさが表れます。化学肥料や農薬に頼らない土づくり、栽培技術もさらに磨いて、ますます美味しいアスパラを育てています。
真冬の雪や寒さからアスパラを守るため、ビニールハウス内を加温し、生育適温ギリギリでゆっくり育てているため、他に比べ青臭さが少なく、より強い「甘み」があります。他のアスパラガスよりも繊細なので、調理の際火を通す時間をやや短くした方が風味と食感が生きてきます。